Zao SDK for Jetson / libzao-endpoint API リファレンス 1.2.0.0 (2023-10-30)
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ZaoSerialProxyTty の使用方法

ZaoSerialProxyTty は USB-シリアル変換アダプタ等のシリアルポートとクラウド側を接続するプログラムです。

■ ビルドと導入

ビルド方法にしたがって app/serial-proxy-tty/ でビルドすると ZaoSerialProxyTty が得られます。

■ コマンドラインオプション

ZaoSerialProxyTty [-d <device>] [-p <link-path>] [-v]
  • -d <devie> : 接続する tty デバイスへのパス
    • 省略時は /dev/ttyZAO0 となります。
  • -p <link-path> : 連携用パスの指定
    • ZaoRemoteEndpointとの連携に用いるパスを指定します。
    • 省略時は unix:///run/zao/RemoteEndpoint.sock となります。
  • -v : verbose 指定

■ 自動実行

systemd の zao-serial-proxy-tty.service から ZaoSerialProxyTty が起動されます。 SDK セットアップ直後のデフォルト状態は有効化状態で、自動実行されます。 設定ユーティリティから Serial を Enable/Disable するとサービスが有効化/無効化されます。

zao-serial-proxy-tty.service が /etc/zao/SerialProxyTty.conf を読み込み ZaoSerialProxyTty へオプション指定する形になっています。 設定ユーティリティでのデバイス選択はこの設定ファイルへ反映されます。

■ 手動実行

systemd service としてではなくターミナルから直接実行する場合についてです。

  • zao group に属しているアカウントから実行する必要があります
  • ZaoSerialProxyTty 自身は /etc/zao/SerialProxyTty.conf を参照しませんので、コマンドラインオプションでデバイス指定等を行う必要があります
  • 取り込みと送信を止めるには Ctrl-C を入力します