ZaoVideoSourceNvComposite の使用方法

ZaoVideoSourceNvComposite は最大 8 台のカメラで撮影した映像を設定ファイルのレイアウトに 従って合成し、クラウド側に送信するアプリです。

■ ビルドと導入

ビルド方法にしたがって apps/video-source-nv-composite/ でビルドすると ZaoVideoSourceNvComposite が得られます。

■ コマンドラインオプション

ZaoVideoSourceNvComposite [-c <conf-path>] [-p <link-path>] [-v]

• -c <conf-path> : 設定ファイルの指定
  • 指定しなかった場合は /etc/zao/VideoSourceNvComposite.toml を読み込みます。
• -p <link-path> : 連携用パスの指定
  • ZaoRemoteEndpoint との連携に用いるパスを指定します。
  • 省略時は unix:///run/zao/RemoteEndpoint.sock となります。
• -v : verbose 指定

■ 設定ファイル

ZaoVideoSourceNvComposite の設定ファイルの書式 を参照してください。

■ 自動実行

• systemd の zao-video-source-nv-composite.service から ZaoVideoSourceNvComposite が起動されます。
• SDK セットアップ直後のデフォルト状態は無効化されており、自動実行されません。
• zao-video-source-*.service は複数を有効化すると正常に動作しません。
• 設定ユーティリティから有効化するサービスとして ZaoVideoSourceNvComposite を選択すると有効化され自動起動するようになります。

■ 手動実行

systemd service としてではなくターミナルから直接実行する場合についてです。

• zao group に属しているアカウントから実行する必要があります
• 取り込みと送信を止めるには Ctrl-C を入力します

■ 制限事項

• プロセス起動時に各カメラデバイスが存在している必要があります
• 動作中にデバイスが切断されると、再接続してもプロセスからは再認識しません