Zao SDK for Jetson / libzao-endpoint API リファレンス 1.4.1.0 (2024-05-13)
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ZaoVideoSource4cam の設定ファイルの書式

■ サンプル

; コメント行
# コメント行
[compositor]
resolution = 3840x2160
framerate = 30000/1000
view0 = CamSec0
view1 = CamSec1
view2 = CamSec2
view3 = CamSec3
[CamSec0]
; Web カメラの例
path = v4l2:/dev/video2
pixel_format = MJPEG
resolution = 1920x1080
framerate = 60
[CamSec1]
; GMSL カメラ (ISP 内蔵) の例
path = v4l2:/dev/video0
pixel_format = UYVY
resolution = 1920x1080
framerate = 30
[CamSec2]
; GStreamer udpsrc を入力にする例
path = udp://0.0.0.0:5004
pixel_format = H264
[CamSec3]
; IP カメラの例
path = rtsp://ipcam1/stream1
pixel_format = H264
username = user1
password = pass1

■ 全般

  • 設定ファイル内では ; 以降、及び # 以降はコメントとして扱われます。

compositor セクション

  • 画像の合成に関する設定を行うセクションです。
  • 設定エントリは以下の通りです。
    エントリ エントリ例 説明
    resolution 1920x1080 合成後の解像度
    framerate 60000/1001 or 60 コンポジタが各カメラの画像の取得を行う時のフレームレート
    viewN セクション名 N=0, 1, 2, 3 で {左上, 右上, 左下, 右下} にどのセクション対応付けるか記述
  • 複数の view に同一のカメラを指定すると、正常に動作しません。

■ その他のセクション

  • その他のセクションは全て 1 つのセクションに付きカメラの定義として扱われます。
  • これらのセクションは次の値を設定可能です。
    • path
    • resolution
    • framerate
    • pixel_format
  • 例:
    [gmsl1]
    path = v4l2:/dev/video1
    resolution = 960x540
    framerate = 58
    pixel_format = UYVY

path

  • デバイスのパスを示すエントリです。
  • v4l2: で始まる path は V4L2 で開くカメラとして扱われます。
    • v4l2:/dev/v4l/by-path/... といったパスも使用可能です。
  • rtsp:// で始まる URL を指定すると IP カメラとして扱われます。
  • udp:// で始まる URL を指定すると GStreamer の udpsrc を用いるカメラとして扱われます。

resolution

  • カメラの解像度です。
  • WxH の形で指定します。

framerate

  • カメラのフレームレートです。
  • 指定方法は compositor と同じです。

pixel_format

  • カメラ出力のピクセルフォーマットです。
  • V4L2 (Web カメラ、ISP 内蔵 GMSL カメラ) の場合は以下のフォーマットのいずれかです。
    • MJPEG
    • YUV420
    • YUYV
    • YVYU
    • UYVY
    • VYUY
  • IP カメラの場合は HEVC もしくは H264 を指定します。
  • GStreamer の udpsrc を用いる場合は HEVC もしくは H264 を指定します。