Zao SDK for Jetson / libzao-endpoint API リファレンス 1.1.0.0 (2023-08-17)
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ZaoVideoSourceWebcam の使用方法

ZaoVideoSourceWebcam は 1 台の WebCam で撮影した映像 をクラウド側に送信するプログラムです。

■ ビルドと導入

ビルド方法にしたがって apps/video-source-webcam/ でビルドすると ZaoVideoSourceWebcam が得られます。

■ コマンドラインオプション

ZaoVideoSourceWebcam -i <device> [-p <link-path>] [-m] [-w <width>] [-h <hight>] [-r <frame-rate>] [-v]
  • -i <device>: 接続する V4L2 デバイスへのパス
    • 例: /dev/video0
    • このオプションは必須です。
  • -p <link-path> : 連携用パスの指定
    • ZaoRemoteEndpointとの連携に用いるパスを指定します。
    • 省略時は unix:///run/zao/RemoteEndpoint.sock となります。
  • -m
    • このオプションを指定すると MJPG でキャプチャします。
    • 省略時は YUYV でキャプチャします。
  • -w <width> : フレームの幅
    • 省略時は 1920 となります。
  • -h <height> : フレームの高さ
    • 省略時は 1080 となります。
  • -r <frame-rate> : フレームレート
    • 映像フォーマットのフレームレートを指定します。
      • 分数表現が可能です。
      • 例: -r 60 -r 60000/1001
    • 省略時は 30 となります。
  • -v : verbose 指定

■ 自動実行

systemd の zao-video-source-webcam.service から ZaoVideoSourceWebcam が起動されます。 SDK セットアップ直後のデフォルト状態は有効化されており、自動実行します。 zao-video-source-*.service は複数を有効化すると正常に動作しません。 設定ユーティリティから有効化するサービスとして ZaoVideoSourceWebcam を選択すると有効化され自動起動するようになります。

■ 手動実行

systemd service としてではなくターミナルから直接実行する場合についてです。

  • zao group に属しているアカウントから実行する必要があります
  • ZaoVideoSourceWebcam 自身は設定ファイルを読み込みませんので、コマンドラインオプションで各種指定を行う必要があります
  • 取り込みと送信を止めるには Ctrl-C を入力します

■ 制限事項

  • プロセス起動時にデバイスが存在している必要があります。
  • 動作中にデバイスが切断されると、再接続してもプロセスからは再認識しません。